子供と接する際の心構

子供の気持ちがわからない親が急増

最近「自分の子供とどう接していいかわからない」という悩みを寄せる親が増えているといいます。

自分としては子供のことをきちんと愛しているし丁寧に世話をしているつもりではあるのだけれど、どうしても子供が自分に対して心を開いてくれているという実感がないというようなものです。

若い母親の中には「自分の子供なのにかわいいと思えない瞬間がある」ということを話され、そのことを自分で責めてしまうような例もあります。

こうした悩みを持つ理由としては、今の若い親世代はもともときょうだいの数が少なく、子供のときに遊ぶ人間関係の範囲が狭いために子供に慣れないまま大きくなってしまったというようなことが関係しているようです。

自分で子供を実際に生むまで赤ちゃんをだっこしたことがなかったというような人も珍しくなくなっており、そもそもの「子供」という存在に対しての経験が少なすぎるということもあります。

テレビで見かける子持ちの芸能人の中には「自分の子供にどう話しかけていいかわからず『~です』『~ます』調で話しかけてしまう」と告白する人もいるくらいで、いかに子育てに戸惑っているかということを世代全体として理解することができます。

子供の全てを理解する必要はありません

またそうした子育ての悩みに対して、身近に相談できる相手がいないということも問題に拍車をかけているようです。

相談とまではいかなくとも、子育てはどんな流れでどういった雰囲気で行うものなのかという見本が近くにあればもう少し戸惑いは少なくて済むのではないかと思えることもあります。

そんな悩める親世代にとって受け皿になるのが地域に設置されている児童相談所やボランティア団体というわけですが、寄せられた質問や相談を見てみると考えすぎなのではないかと思える事例もたくさんあります。

「子供の気持ちがわからない」といいますが、それでは自分の親世代が自分たちのことを完全に理解していたかと考えてみれば決してそうではなかったことがすぐにわかると思います。

自分たちよりも楽に子育てをしていたように見える一世代上では、今ほど子供のことを理解しようという気質がありませんでしたし、それで十分だったのです。

今はあまりにも子育てに関する世間的な要求が大きくなりすぎて「子供を愛さない親は人間失格」「子供を理解できない親なんてありえない」というような脅迫的な雰囲気ができてしまっているようにも感じられます。

ですが子供といっても自分と同じ一個人なのですから完璧に理解する必要などなく、もっと自由にお互いの生活を快適にするために時間を使っていってもよいのではないでしょうか。

子供と接するときに注意したいポイント

子供と接するときに一番迷うのが、「褒める時」と「叱る時」です。

この2つは善悪の区別がまだつかない子供に対して、その後の人生における社会性を指導する大変重要な関わり方になります。

しかしただ「悪いことをしたから怒った」というような直情的な方法では親や保護者としての真意が子供に伝わらず、むしろ発育に悪影響を与えてしまうようなこともあります。

子供の褒め方と叱り方はそれだけで一冊の本ができてしまうくらいに奥の深いもので、完全に正解のない永遠のテーマにもなっています。

子供を褒めたり叱ったりするのは両親・保護者だけでなく、子供と係る全ての仕事をする人に求められる力になってきます。

以下のリンクからは子供と接するときに特に注意しておきたい点や、気をつけたいポイントについてもう少し詳しく解説していきます。

子供とのコミュニケーションのコツ
個性に合わせて接する
上手なほめ方
叱るときの注意点
保護者との接し方