上手なほめ方

褒めて子供の能力を伸ばす

どんな子供にも無限の可能性があるものですが、それをどう開花させていくかということの大半は周囲の大人の責任であったりします。

有名企業のCEOやスポーツ選手などのインタービューを見てみると、必ずと言ってよいほど子供の頃の教育方法や周囲の大人たちのことが紹介されており、そこでどんな役割をしてきたかが現在のその人に色濃く反映されています。

かつては大人というのは子供を叱るために存在するものでしたが、今ではむしろどうやって褒めるかということの方が重要視されるようになっています。

幼い頃から適切な褒められ方をされてきた人というのは、大人になってからも柔軟な発想力を持っていたり、対人関係を上手に回す能力を持っていたりするものです。

子供を褒めるということは単なる行動を評価するということ以上に、その子供にとっての自己肯定感や折れない自信を持たせることにもつながることであるため、ぜひとも多くの保護者や教育関係者の方に強く意識をしてもらいたいです。

良い褒め方・悪い褒め方とは

しかし子供に対する「褒め」は、どんなことに対して行ってもよいというわけではありません。

子供の褒め方を誤った方向で続けてしまうと、それがむしろ子供の心理に悪影響を与えてしまったり、反対に自己肯定感の喪失につながってしまうこともあるからです。

非常によく聞かれる誤った褒め方例として挙げられるのが「いい子だね」という言葉です。

親や保護者にしてみれば、よい行いをした子供にたいして「いい子だね」「これからも頑張ろうね」といった言葉は最大限の評価なのかもしれませんが、それを言われ続けることで子供は大きなプレッシャーを受け、将来折れやすい心を持ってしまうことにもなります。

こうした「いい子」を常用する家庭というのは得てして子供に対して過干渉であったり、親たち大人の価値観をほぼ強制的に子供に押し付けるような環境であったりします。

子供にとってはこの「いい子」とはすなわち「大人の価値観通りに生きている」ことへの評価であるため、それから外れた考え方をしてしまうことや、期待通りの行動(テストでいい点をとるなど)ができないということはそのまま「悪い子=不必要な存在」というような考えが刷り込まれてしまいます。

同じような例として「わがまま言わないで偉いね」や「言うことをちゃんと聞いて偉いね」というようなことを言って褒めることは子供に対して萎縮の効果しか植え付けず、大人の価値観にそぐうようになるためには不正やずるをすることも正しいというような意識を作り上げていってしまいます。

褒めるときには存在そのものを褒める

子供にとってよい「褒め」をするためには、まずはその子の性格や存在それ自体に対して強い肯定感を持てるようにしてあげることが大切です。

褒めるときには相手の顔をしっかりと見て、できるだけスキンシップを交えて行うようにします。

また褒めるならそのもとになる行動をしたときにすぐに行うようにして、後からとってつけたような褒めにならないようにしてあげることも重要です。

子供だからどうせわからない、と決めつけるのではなくて、なぜどうして自分は褒められたのかということを説明して褒めることで、子供は自分の存在をしっかりと肯定感を持って受け入れることができるようになります。